~昨夜の試合で足首を負傷した#6 金城の代わって、#11 山城がスターティングメンバーに抜擢された。開始早々、奈良は司令塔の#1 鈴木が起点となってゲームメイク、周りのチームメイトを活かし、さらに自ら得点を挙げる活躍でチームを牽引する。一方沖縄は、思うように得点が伸びないが、チーム全員で我慢を続ける。試合内容は、昨夜の試合に続いて両チームの堅いディフェンスに象徴されるロースコアの展開となり、前半を沖縄が31対25でリードして、中間点を折り返す。
後半はスタートから奈良が沖縄にターンオーバーを連発させると、さらに連続得点で2点差にまで追い上げる。しかし、沖縄は、悪い流れを断つタイムアウトで逆にスイッチが入った。激しいディフェンスで奈良を追い込み、#9小菅や#3並里がスティールを奪い、攻撃につなげる。そして良い形でシュートを放つが、ボールはリングに嫌われる。沖縄は、シュートの精度が上がらなくても焦る事なく落ち着いてプレーする。そして#5マクヘンリーや#32 山内がオフェンスリバウンドを奪い、攻撃のチャンスを広げ、スコアをジリジリと伸ばす。終盤、沖縄の持ち味である足を使ったバスケットボールが機能し始め、スティールを立て続けに奪い、外れたシュートもオフェンスリバウンドでつなぎ優位に試合を運んだ。ホームでの連敗を避けたい奈良は、エース#32 チャップマンが3Pシュートを連続で決めるなど、突き放しにかかる沖縄に食らいつくが、沖縄が最後まで激しいディフェンスで奈良を抑え込み、72対60で勝利した。
西地区1位の沖縄が勝利し、同地区2位の浜松・東三河が大阪に敗戦したことにより、沖縄の4年連続レギュラーシーズン西地区1位が確定した。
今後の対戦は、プレーオフを見据えた熱戦が予想されます。琉球キングスへさらなる応援を、よろしくお願いします。