エステティシャンの怪我の治療について
那覇市首里スマイル鍼灸整骨院
エステティシャンに起こる体の不調や怪我
エステティシャンは体を酷使している方が多くいます。お客様の肌を健康に保つには、自身の体調管理も大切な仕事の一部です。
エステティシャンならではの職業病もあります。その主な症状としては、手荒れ・腱鞘炎(けんしょうえん)・脚のむくみ・腰痛などが挙げられます。
エステティシャンの職業病その1:手荒れ
エステティシャンの職業病:腱鞘炎
ボディエステの初心者に起こりやすいのが手指の腱鞘炎です。
同じ部位の使い過ぎによる慢性疲労が主な原因で起こります。手指の筋肉の端に付いている「腱(けん)」は、筋肉と骨をつないでいます。「腱」は「腱鞘(けんしょう)」という袋に包まれ、手首のところで関節のサポーターである「靭帯(じんたい)」に束ねられています。
施術経験が少ないうちは、負担になりにくい身体の使い方が身についておらず、手指の力に頼ってしまったり、手指の筋肉そのものが弱いため疲労しやすかったりと、腱のついている関節を動かすときに痛みが生じます。痛みは炎症のサインと考え、施術時以外も痛むようになったら、無理をせずスマイル鍼灸整骨院グループにご相談下さい。
腱鞘炎の対策として、まずは痛みや炎症を抑えるためにアイシングをするのがおすすめです。悪化を防ぐためには、手だけに負担がかからないよう、施術姿勢を見直しましょう。身体全体をうまく使うためにストレッチをしたり、ボディメカニクスの視点から腰を落として身体全体を使って施術する方法を取り入れたりして、できるだけ楽に施術ができるような方法を見つけてみましょう。
エステティシャンの職業病【腱鞘炎】
ボディケア、ボディマッサージはエステティシャンの腕や手に負担がかかります。
ボディの施術は、短いもので30分、長いと90分の施術時間です。
ゆっくり時間をかけてお客様をマッサージするので、力を使うことにより負荷がかかりますね。
ですが、これは慣れると力加減が分かってきますし、お客様によってはあまり力を入れないで欲しい、とにかくぐいぐいマッサージをしてくれる方が好きなど、圧の加減が人それぞれなので、誰でも腱鞘炎になるわけではありません。
しかし、エステティシャンは手に職というだけあって、大事なのは手です。
腱鞘炎になってしまっては、自分自身が辛くなってしまうので、ほんの少しでも痛みや動かしにくいなどの違和感を感じたら、スマイル鍼灸整骨院グループに行き診察して頂くと良いでしょう。
エステティシャンの職業病【腰痛】
エステティシャンは基本立ち仕事です。
フェイシャルに関しては、椅子に座って行いますが、ほとんどの時間は立っています。
似たような姿勢で一日中立っていることは、足腰への負担がありますね。
腰痛は、ストレッチや筋力をつけておくことで、防ぐことが出来ます。
腰痛持ちだということは、出来るだけ体を冷やさず、脚を組まずなど、日ごろから出来ることをして悪化させるのを防ぎましょう。
ストレッチや筋トレは、腰痛持ちやそうでない方々にもとても有効ですので、ぜひ行ってみて下さい。
施術をする際に、踏ん張ることもあると思うので、腰が痛いと余計に辛いと感じてしまうでしょう。
痛くて我慢ができないということがないように、日ごろからの腰痛対策をしておくとおすすめです。
ストレッチは、お仕事の合間でも気軽にすることが出来ますね。
エステティシャンの職業病:むくみ
エステティシャンに起こりやすいむくみの主な原因は「長時間の同じ姿勢」によるもの。長時間同じ姿勢で筋肉を動かさないでいると、血液や身体の水分の流れが悪くなり、むくみとなって表れます。仕事を始めて間もない場合は、今まで使ってこなかった部位の筋肉疲労により血液や水分の流れが悪くなることもあります。
対策としては、勤務中であれば引き締め効果のある着圧ソックスを履いたり靴に中敷きを敷いたりして、負担軽減をするのも良いでしょう。ベストなのは“天然のソックス”、すなわち筋力をつけること。仕事中も立ち姿、歩く姿勢を意識して、かかとの上げ下げ運動のような簡単にできることを行いましょう。帰宅後は入浴やセルフマッサージなど、循環を促すケアがおすすめです。
ほかにも、むくみの原因として「緊張」によるもの、「塩分の過剰摂取」などが挙げられます。慣れない勤務による「緊張」から生じるむくみであれば、ゆったりとした時間を持つとよいでしょう。リラックスし、副交感神経を優位にした状態は末梢の毛細血管を拡張するため、結果的に血液の循環を高めます。
お客様のなかにも、むくみに悩む方は少なくありません。むくみ予防になるセルフケアを実践することで、お客様へのホームケアに、自信を持って提案できることでしょう。
エステティシャンの職業病:腰痛
腰痛の原因は、長時間同じ姿勢でいることや、腰を深く曲げた姿勢を続けること、疲労などが挙げられます。特に施術に慣れないうちは、誤った姿勢を続けることで腰痛を招くことがあります。
エステティシャンと腰痛
多くのエステティシャンが抱える悩みのひとつが、腰痛です。
エステティシャンは、立ち仕事が基本となります。
フェイシャルエステでは椅子に座って施術をすることもありますが、ボディエステなどたいていの時間は立って施術を行います。
1日中似たような姿勢で立っていると足腰への負担は相当なものとなります。
またマッサージなどの施術の際は、中腰になって行うこともあるため、足腰を痛めてしまうというエステティシャンは多いようです。
腰痛を避けるためには、日頃から運動をして筋力をつけたり、予約の合間に少しでもストレッチをしたりするなどの工夫が必要です。
腰痛の対策は腱鞘炎と同様に、身体の一部に負担がかからないよう、施術姿勢を見直すことがポイントです。高さを調節できるベッドであれば、自分の身体に合った高さを把握し、細かく調節して使用するように意識しましょう。施術中は、背筋を伸ばして膝を落とし、身体全体を用いるボディメカニクスを意識します。首や腰を曲げてしまうと、負担がかかり疲労や痛みの原因となります。施術後は可能な限り腰を休めるようにしましょう。
加えて、腰痛予防には、日ごろからストレッチを習慣にすること。厚労省では「職場における腰痛予防対策指針及び解説」のなかで、ストレッチのポイントについて以下のように解説しています。
① 息を止めずにゆっくりと吐きながら伸ばしていく
② 反動・はずみはつけない
③ 伸ばす筋肉を意識する
④ 張りを感じるが痛みのない程度まで伸ばす
⑤ 20 秒から30 秒伸ばし続ける
⑥ 筋肉を戻すときはゆっくりとじわじわ戻っていることを意識する
⑦ 一度のストレッチングで1 回から3 回ほど伸ばす。
医療用コルセットや腰痛ベルトは、本来、痛みが強いときに患部を固定して安静を保つための道具です。習慣的に利用していると、自分自身の筋肉が発達せず、かえって弱ってしまう可能性も考えられます。痛みのひどいときには、無理をせず休職することも、長い目でみれば必要です。
正しい知識とケアで職業病は避けられる
エステティシャンは美しさを提案する職業です。手荒れや体調不良など、美や健康とかけ離れた姿は見せたくはないもの。職業病についても、正しい知識やケア方法を知っておけば避けることができます。また、仕事を長く続けていくためにも、日ごろから自身のメンテナンスを心がけましょう。
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